気軽に手書きを楽しめる!プチプライスな万年筆5選

by Ai
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万年筆、と聞くとどのようなイメージをお持ちですか?

「高そう」「なんだか難しそう……」

文房具は好きでも、万年筆と聞くと敷居が高く感じてしまう人もいるかもしれません。

数年前まで私もそう思っていました。

でも実際は、初めての方でも手に取りやすい、プチプライスで手軽に使える万年筆もたくさんあるんです。

今回は、初めての方向けの万年筆についてご紹介します。手頃な価格の万年筆を使って、インクや手書き・手描きを楽しんでみませんか。

English
If someone were to mention a fountain pen, you would certainly have an image in your mind of something expensive and difficult to use. But the truth is that many are reasonably priced and easy to use.

We will introduce five fountain pens that even beginners will find easy to use and are reasonably priced.

万年筆ってどんなペン?

まずは簡単に、万年筆とはどんなペンなのかをご説明したいと思います。

万年筆は「毛細管現象」と呼ばれる、液体が重力に関係なくより細い方へ移行する現象を利用して筆記できるしくみのペンです。

万年筆をよく見てみると、ペンの先端付近に細かい溝がたくさんあるのですが、その細かい溝を利用して筆記ができる、というわけですね。

万年筆はメーカーにより形状の多少の違いはありますが、大体下記のような部品で構成されています。

インクが充填されたカートリッジやコンバーターを、首軸部分に差し込んで使用します。ものによっては吸入式といってボディにそのままインクを入れるタイプのものもあります。

万年筆がどんなペンなのか、なんとなくおわかりいただけたでしょうか?

では、実際に初めてでも使いやすく、プチプライスな万年筆をいくつかご紹介しましょう。

1.カラーペン感覚で使える「プレピー」

まるでカラーペンのような7色展開(極細、中字は3色、細字は7色)の万年筆。ペン先は極細[EF]、細字[F]、中字[M]が選べて、1本 330円(税込)と驚くほどリーズナブルなんです(極細は440円)。

キャップにはプラチナ万年筆独自の「スリップシール機構」が搭載されていて、しばらく使わずにいてもインクが乾きにくいのが特徴。使用頻度が低い方や、万年筆を使うのが初めてでどの程度使うかわからない方も安心して使えます。

購入時にボディの色に応じたインクカートリッジが1本付いてくるので、そのまま使用することもできますし、お好みの色のカートリッジに変えて使うこともできます。

カラフルなのでイラストにも向いています。水筆でぼかすだけでイラストがうまく見えるので、ぜひ絵日記などで試してみてくださいね。

プレピー|プラチナ万年筆
https://www.platinum-pen.co.jp/brands/preppy/

 

2.クリアボディがかわいい本格派万年筆「Fonte」

こちらは主に書店で扱われている万年筆なのですが、コンバーター付きで660円(税込)と大変お手頃な価格で手に入れることができます。

キャップの色をカスタムできるタイプは本体+コンバーター660円とキャップ275円=935円。カスタムのタイプはペン先にもゴールドのメッキが少し
入ります。

金具がゴールドで華やかですし、なにより手頃な価格なので、インクのカラーごとに軸を分けてカラーペン感覚で使いたい方にもおすすめです。

購入時にコンバーターも付いてくるので、別で買う必要がなく、お好みのインクをすぐに入れて使うことができるのも嬉しいポイントです。

Fonte|日本出版販売
https://komamono-lab.com/fonte/

 

3.お子さんにも安心!使いやすさ抜群の「カクノ」

つまんで開きやすいキャップの緩やかなカーブや、お子様の万が一の誤飲に備えて小さな穴の開いたキャップ、書くのが楽しくなるペン先の顔マークなど、初めての方や小さな子でも思わず使いたくなるような考えられたデザインです。

グリップも自然に正しい持ち方になるよう、なだらかな三角形になっているので、使いやすさは抜群です。ボディの色もたくさんあるのでお気に入りの1本がみつかりそうですね。

本体はカートリッジ1本付きで1,100円(税込)と万年筆の中では手に取りやすい価格です。

慣れてきたら別売りのコンバーター(CON-40/440円)を使って、同じくパイロットから出ている「色彩雫」などのインクで手書きを楽しんでみてもいいかもしれません。

カクノ|パイロット
https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/

 

4.堅牢な金属ボディで高見え!「プレジール」

「プレピー」の書き味と乾きにくいキャップの「スリップシール機構」はそのままに、堅牢な金属ボディの「プレジール」は、大人っぽさが演出できます。この見た目でも価格は1,100円(税込)とリーズナブルです。

ボディのカラーも11色展開で、ペン先も使いやすい細字[F]と中字[M]が選べるので、お気に入りのノートや手帳、用途に合わせて色や字幅が選べるのが嬉しいですね。(ピンク、バイオレット、グリーン、イエローは細字[F]のみ)

高級感のある革のノートや手帳にはブラックやイエローを合わせたり、ガーリーなテイストの文房具が多い方ならピンクやバイオレットを合わせたりしてもかわいいかもしれません。

プレジール|プラチナ万年筆
https://www.platinum-pen.co.jp/brands/plasir/

 

5.左利きさん向け! 書きやすさ抜群「シュナイダー ベース」

ところで、実は万年筆にも左利き用があることをご存知でしたか?

右利きの方は基本的にペン先を引いて書くので、それに合わせてペン先も作られています。ですが、左利きの方は押して書くため、どうしてもペン先が引っかかってしまい、カリカリしてしまったり、書きにくくなってしまったりしがちなのです。

私の家族も左利きなのですが、ドイツではおなじみのシュナイダーというメーカーの「Base」という万年筆は、左利き用[L]も出ているのです。

価格は2,200円(税込)で、最近では東急ハンズなどの量販店でもみることができるようになりました。

その他にも左利き用の万年筆はいくつものメーカーから出ています。左利きで万年筆を諦めていた方は、ぜひ試してみてくださいね。

Base|シュナイダー
https://geetex.co.jp/schneider/bs/

***

他にもおすすめしたい万年筆はたくさんあるのですが、今回は特に初めての方でも手に取りやすく使いやすいもの、プチプライスで購入できるものを中心にご紹介しました。

もし気になった万年筆がありましたら、この機会にぜひお迎えして、試してみてはいかがでしょうか。

何気なく書いていた手帳や日記、イラストやメモ、お手紙などを書く時間がもっともっと楽しく、素敵なものになると思います。

 

Information

プレピー|プラチナ万年筆
https://www.platinum-pen.co.jp/brands/preppy/

Fonte|日本出版販売
https://komamono-lab.com/fonte/

カクノ|パイロット
https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/

プレジール|プラチナ万年筆
https://www.platinum-pen.co.jp/brands/plasir/

Base|シュナイダー
https://geetex.co.jp/schneider/bs/

 

Writer Profile

Ai
Ai
物心ついた頃からノートや消しゴム、ファイルや千代紙といった、色とりどりの文房具が大好きでした。現在も定期的な文房具屋さんのパトロールは楽しみのひとつです。国内海外問わず、可愛くて実用的な文房具が好きで、TwitterやInstagramにて使ってみた文房具や気になる文房具について発信しています。
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お洋服と同じように文房具だってコーディネートを楽しみたい。
プチプライスな万年筆なら気分にあわせて色を変えるのも夢ではありません。お気に入りのペンとノートでかくことをもっと楽しくしてみませんか(Ai)