わたしらしいインク色、上品な金属軸。「サラサグランド」は大人のためのボールペン
by 福島槙子 Makiko Fukushima毎日、持ち歩いているボールペンがあります。「サラサクリップ」の上位モデル、「サラサグランド」です。
サラサのビンテージカラーが金属軸に
「サラサクリップ」はサラサラとした心地よい書きと絶妙な色合いが揃う豊富なカラー展開で、幅広い世代に支持されているジェルボールペン。
その「サラサクリップ」の中でも人気の高い「ビンテージカラー」シリーズを、上品な大人仕様にしたのが「サラサグランド」です。
ラインナップは11種類。「キャメイエロー」や「カシスブラック」など、万年筆のインクにも似た落ち着いた色合いのインクたちが揃います。
ボディはインク色に合わせたカラーの金属軸で、つるつるではなくさらっとしたマットな質感の塗装が上品です。
文字を書くと、黒とはすこし違ったやさしい雰囲気。なんだか黒よりもやわらかい印象で、文字に気持ちがこもっている感じがしませんか?
わたしは赤系の色が好きなので、手帳やノートにも「サラサグランド」の「カシスブラック」で書き込んでいます。わたしにとっては黒よりも特別でプライベート感があり、書いていて気分が上がる色なんです。
かんたんなお手紙やメモを誰かに渡すときにも使います。
万年筆を使うことも多いのですが、「サラサグランド」は万年筆を使うのに近い気持ちで使えるボールペンでもあります。
美しいインク色、くっきりとしたみずみずしい描線が手書き時間を楽しくしてくれます。
替芯はもちろん「サラサクリップ」と同じ「JF芯」が使えるので、ボディとインクを違った色の組み合わせにすることも可能です。50以上のカラーから選べるのは嬉しいですね。
耐水性もある顔料系のインクなので、お手紙の宛名書きなどに使用しても安心です。
「サラサクリップ」の上位モデルだとひと目でわかるデザイン
「サラサグランド」はひと目で「サラサクリップ」の高級版だとわかるデザインも魅力です。
「サラサクリップ」のアイコンでもある「バインダークリップ」も金属でしっかりと再現されています。
厚みのあるノートの表紙やかばんのポケットなどにも安心して挟めますし、ゴールドのクリップがコーディネートのアクセントにもなります。
ノックする部分を見ただけでカラーがわかるようになっている嬉しい工夫も施されています。
ボディにしっかりとした重さがあるため、「サラサクリップ」よりも書きやすいと感じる人も多いですね。
限定カラー3色はボディも特別仕様
2020年11月には「限定ビンテージシリーズ」として「グリーングレー」、「バーミリオンオレンジ」、「ロイヤルバイオレット」の3色の新たなビンテージカラーインクを搭載した特別な「サラサグランド」が数量限定で発売されました。
インク色だけでなくボディも特別版。
白を基調とした明るく上品なデザインで、ベーシックモデルの「サラサグランド」とはまた違った雰囲気を楽しめます。
「サラサクリップ」のインク色や書き心地が大好き、でも100円のボールペンだと見た目が少し子供っぽいかな……
そんなふうに思っていた方には「サラサグランド」がおすすめ。
しっかりと高級感や大人っぽさを演出できますし、使っているとなんだか手元まで美しく見える気がするから、不思議ですね。
Information
サラサグランド|ゼブラ
https://www.zebra.co.jp/pro/sarasa-grand/
サラサグランド限定ビンテージシリーズ|ゼブラ
https://www.zebra.co.jp/press/news/2020/1105.html
Writer Profile
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ウェブマガジン『otegami – オテガミ –』編集長。ウェブマガジン 『毎日、文房具。』副編集長。
ウェブ・SNSでの発信や、TV・ラジオ・雑誌等のメディア出演を通して、文具のある素敵な日々を企画・提案。文具の魅力を体験できるワークショップの開催、文具の企画・プロデュース、文具売り場の企画やセミナー講師なども行う。
著書に『文房具の整理術』(玄光社)、『まいにち ねこ文具』(Pヴァイン)他。
「himekuri」シリーズプロデューサー。
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好きな色のボディとインクの「サラサグランド」を使えば、“手書きタイム”がもっと充実するはず。
より自分らしく、気持ちのこもった文字が書けるかもしれません。